皮下脂肪がたくさんつき、肥満になってしまうとただ太るだけでなく、いろいろな病気の原因にもなってきます。ここでは皮下脂肪や内臓脂肪が原因となる病気をご紹介します。

1つは高血圧症です。
もちろん肥満だけが原因ではなく、遺伝や塩分過多・ストレスなどによっても引き起こされます。しかし肥満の人とそうでない人では肥満の人の方が3~4倍かかりやすくなるとも言われています。血圧が高いだけと楽観してはいけません。血圧が高い状態が長く続くと、血管の弾力性は低下していきます。これが動脈硬化の第一歩です。本来収縮したり拡張したりして血液を送り流していますが、弾力性が乏しいと血液の流れが悪くなります。その結果、血管がつまってきて脳卒中や心不全・腎不全の原因となるのです。

次に高脂血症です。
脂肪をとりすぎるとエネルギーに変換されなかった分は中性脂肪となります。肥満の人の多くは高脂血症と言えるでしょう。高脂血症になると動脈硬化を引き起こしやすくなります。その結果狭心症や心筋梗塞などの血栓症が起こりやすくなると言われています。特に肥満の人は中性脂肪やコレステロールの値を検査することをおすすめします。

次は糖尿病です。
これは脂肪をとりすぎエネルギーに変換されなかった脂肪が内臓に蓄えられ、インスリンの分泌の邪魔をしてしまうために引き起こされてしまいます。

その他、痛風や脂肪肝、心臓病になる確率が高くなってきます。また癌など恐ろしい病気の原因ともなりますので、余計な脂肪は体に溜めないようにしましょう。

肥満になる確率

そもそもなぜ肥満になるのでしょうか。

確かに遺伝によるものもあります。あるデータによると、両親が共に肥満だとその子供は80%が肥満になると言われています。母親が肥満だとその子供の70%が肥満となり、父親が肥満だと30%の子供が肥満になるというデータがあるそうです。

しかし肥満遺伝子の影響は30%程で、残りの70%は生活習慣によるものです。つまりいくら親が肥満だからと言っても、規則正しい生活習慣を続けていれば肥満にはなりにくいのです。喧嘩したときの、『あんたが太ってるから私も太ったんだ。』というのはただの言い訳ですね。逆に言えば、両親が太っていても規則正しい生活習慣を続けていれば、肥満になる確率は30%しかないということです。

ただ1つ問題なのは、なぜ両親が太ってしまったかという事です。つまり不摂生な生活を送っていたからです。両親が不摂生な生活を行っていると、どうしても子供も不摂生になってしまいがちな為、親に似て太ってしまうという事は考えられます。

肥満遺伝子の影響30%を、高いと考えるか低いと考えるかはあなた次第ですね。