便秘の原因のひとつに水分不足による便の硬化があります。
食べ物は大腸で水分が吸収されて固形の便となります。
このとき水分が不足していると便が硬くなりやすいのです。
硬くなった便は排出しづらくなるので便秘を起こしやすくなります。
逆に下痢は腸の機能が低下し、便の水分を十分に吸収できなかったために起こります。

便秘になりやすい方は日ごろから水分を多めに摂取する必要があります。
では、水をガバガバと飲んでいればいいのかというと、そうではありません。
かえって下痢になってしまいます。

水分をより効果的な補給するには、いくつかの留意点があります。

飲むのは水かお茶、ミネラルウォーターがお薦めです。

運動をして汗をかいた時などは、塩分や糖分が入ったスポーツ飲料のほうが吸収が早いので適しています。

量は1日1.5リットル程度が目安で、夏やスポーツをした時などは、もう少し量を増やすようにします。

ちなみにアルコールには利尿作用があるので水分補給にはなりません。
風呂上りのビールは気持ちはいいのですが、水分補給としての意味はありません。

水分は一気に補給するのではなく、コップ1杯程度ずつ小まめに補給したほうが効果的です。
一度に大量の水分を摂ると、胃液が薄まって食欲がなくなることがあるので注意しましょう。

飲む時間は寝起きや就寝時、入浴の前後がお薦めです。
とくに重要なのが寝起きの水分補給です。

人間は睡眠中に大量の汗をかきます。
その分を補ってやらなければなりません。
また、朝の水分補給は腸を刺激して排便を促す効果もあるので、なおさら便秘には効果的です。

水分補給では、とくに注意してあげたいのが子どもです。
子どもは新陳代謝が活発なので、大人よりも大量に汗をかきます。
このため大人と同じ運動をしても、子どものほうが消費する水分量は多いのです。
喉の渇きに合わせるのではなく、定期的に補給するように注意してあげましょう。